野崎薬局 神薬才花苑
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センキュウ 川キュウ
  センキュウ 川キュウ

江戸中期に中国から薬用として伝来、当帰(トウキ)とともに婦人薬として栽培化された。
日本栽培品は果実が熟さず、以来、株分けにより繁殖がくり返され、独自の植物になっている。中国四川省のものを佳品としたことから川キュウ(せんきゅう)と呼ばれるようになり、日本産のものは東南アジア諸国で日キュウ(にっきゅう)という。

 
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育て易さ

 

センキュウ 川キュウの採取時期


 生薬名

川キュウ (センキュウ)
キュウ:くさかんむりに弓という字

 薬用部分

根茎

 薬用効果

婦人病の冷え症、貧血、月経不順、浄血、補血、鎮静など諸処方に配剤。

根茎 活血、補血、強壮、鎮静、鎮痛薬として、また頭痛、貧血、めまい、冷え症、月経不順の薬として処方されます。  

「川キュウ」は婦人薬として有名な「当帰芍薬散」の中にも配合され、血液循環不全によって起こる婦人の疾患に使用されます。
「葛根湯加川キュウ辛夷」という処方は、鼻づまりやそれにともなって頭痛や肩こりがある場合には、特に効果があります。
「奔豚湯」は猪豚が走るという意味の漢方薬で、精神不安、のぼせ、不眠、神経衰弱に使われています。 血液中の気薬といわれ、血気の滞りをスムーズにする作用は大きい。
「疎経活血湯」の処方は、頭痛、腰痛、四肢痛、そして関節、特に股関節のつまりやしびれによく効く処方です。

■ おすすめ!入浴剤 ■
入浴することも飲用することと同じくらいよい効果を出して、婦人の病から、皮膚疾患、血圧、アレルギーまで対応する良薬であります。 漢方の入浴剤は芳香性の高い生薬が使ってあるのが特徴ですが、それは理気剤といわれ、血と同時に循環させる働きがあります。ただ体を温めるだけでなく、脳の働きも同時に高めて調節するので、精神安定作用が高く、疲労回復がより早くなります。 ・頭痛にはセンキュウを加えよといわれ、血、気のめぐりだけでなく、他の薬の効果を全身に送りとどける役目をしています。

 特徴

中国では四川省で古くから栽培され、頭痛の薬として用いられていました。日本には江戸時代に渡来して、各地で栽培され、現在は大部分が北海道で栽培されています。  
多年草草本で塊状の根茎があり、茎は中空の円柱形で、高さは60pくらいになります。まばらに分枝し、葉は質厚く、9〜10月ごろ枝先に複葉花序を頂生しますが、果実は成熟しません。

 分布 北海道。やはり夏季冷涼な地方が栽培適地です。
 名前の由来

川キュウとはもとキュウキュウと称呼したが、中国三国時代の王朝である蜀の国から産出されるキュウキュウが名高く望蜀されたという。蜀はやがて四川と呼ばれるようになり、センキュウとなったといいます。 因みに日本産のものは日キュウと呼ばれています。 日本列島には、どこを探しても見当たらない植物です。にも拘らず延喜式諸国進年料雑薬などに尾張国、遠江(静岡県西部・遠州に相当)より朝廷に貢進されたことになっていたり、本草和名にもキュウキュウ、和名於无奈加都良久佐として収録されています。江戸期の承応二(1653)年の『新編和歌能毒』という書物には「センキュウは唐は火を忌め和は焙れ唐をも和をも蘆頭をされ」と修治法が述ベられる中で、和という国産と唐という中国からの舶来品とを収載しています。

 寄贈者名

橋本竹二郎氏(1996年)

 栽培担当

第4薬草苑 間宮 一弘

●メッセージ●

 

 

 

 

   
川キュウの栽培
11月

根茎の良質の物(写真)を選択する(そろばん玉のようになった物は避ける) 植え付ける前に、元肥えに堆肥や油かすを入れ開墾。 あぜ幅50cm以上、株間は30cmとする。 夏季に敷きわらをして暑さから守る。連作を嫌う。 翌年の11月 茎葉が枯れる頃に根茎を掘り、湯通しして輪切りにして軒下につるして乾燥させる。

 


       
       
       

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