野崎薬局 神薬才花苑
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シャクヤク 芍薬
  芍薬 シャクヤク

ボタンとともに、薬用作物として中国から渡来した。足利時代、各寺院では薬用としてのみ栽培された。花を愛でるようになったのは、江戸時代中期以後のこと。時代を追って品種も増加する。明治以降、日本からヨーロッパに持ち込まれた芍薬は、改良され西洋芍薬(しゃくやく)として再び日本に渡って来た。前者古渡りのものを大和芍薬と呼び、これを今日では区別する。薬用とするのは、この大和芍薬である。中国産は品質が劣るといわれる。

 
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育て易さ

 

シャクヤク 芍薬の採取時期


 生薬名

芍薬

 薬用部分

肥培した太い根の外皮を除いて乾燥した物。
根の外皮を除いて日干し乾燥して仕上げたものが、日本で一般に流通する「芍薬」です。
ときに白芍薬(びゃくしゃくやく)と称したり、これに対して皮付のまま乾燥したものを赤芍薬(せきしゃくやく)と呼んだりします。日本では両者の区別をしませんが、中国ではそれを区別して使い分けをしているようです。

 薬用効果

しこりや痛みをとり除く作用があり、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、当帰(とうき)芍薬散(しゃくやくさん)、葛根湯(かっこんとう)(風治散)など多くの漢方処方に配剤されている重要な生薬です。

中国医学では、養血斂陰、柔肝止痛として使用し、子宮平滑筋への抑制作用がある事が確認されています。

■ おすすめ!入浴剤 ■
生理不順、冷え症に四物湯(しもつとう)(芍薬、当帰(とうき)、川キュウ(せんきゅう)、地黄(じおう)各3gを1日量)という漢方薬がよく使われます。
入浴剤として、シャクヤクやセンキュウと共に使用すると、皮膚がかさかさで色つやが悪いという体質の産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しもやけ、しみ、血の道症などに使うと効果的です。

 特徴

シャクヤクは寒さに比較的強いが暑さには弱い多年草です。
もともと中国の東北部あたりの原産で日本には、野生なく室町時代ごろから朝鮮国経由で目本に導入、観賞用に漸次栽培されつつ江戸末期ごろより多くの園芸品種が作られ、つづく明治、大正、昭和と更に盛んになり、昭和の初期に至って百数十品種ができたといいます。また江戸末期に日本を訪れた西洋人たちがオランダやイギリスに持ち帰り西洋芍薬(Paeonia officinalis L.)系続の品種と交配し、全体に草姿が大きく、花茎が長くなったものが、明治以降の日本へ再び導入されました。 前者を古渡の芍薬と呼び、中国から渡来したものを日本で養育、品種を作出したもので、倭または大和芍薬と総称される品種群、慨して草丈が低く、茎の先端にただ一個の美しい白色か紅色の花を咲かせます。 後者は俗に西洋芍薬と称する系続で、全体に壮大で切り花に適した品種群です。

 分布 中国、韓国、シベリヤに自生
 名前の由来

シャクヤクの名前の由来は、 その姿がしなやかな形容でシャク約(しゃくやく)としているからという。

 寄贈者名

唐招提寺(1996,4、1999,11)  
和漢薬研究所、伊佐治氏(1996年4月)

 栽培担当

第 薬草苑 川上 一二 

●メッセージ●

 

 

 

 

   
芍薬の栽培

シャクヤクは、春の温暖な気に触発されて地中から萌芽、茎を伸ばし潤大な葉を展げて光合成を営みます。そして夏の酷暑に遭う八月ごろになると、茎の基部にあつまる株元に新しい芽を形成して地上部は枯れ翌春までの休眠にはいります。ここで春から夏にかけて葉で稼いだ同化産物は根に貯えられ、その一部は翌春の萌芽期に消費、余剰な生産物質を蓄積し、年を追うごとに根を肥大させることになります。
この根を堀り上げ外皮を除いて乾燥させたものが薬材としての「芍薬」です。
一般に植物の成長速度は、一年で約二倍になります。最初は糸のような根でも五年も養育すると直径2cm、長さ40cm位に成長します。したがって苗を植えつけて五年目の秋が芍薬の根の収穫適時。

植え付け: 秋の収穫時期に、収穫の終った物を3〜4芽ずつに分けて植え付け。
植え付け間隔は50〜70cm程。覆土5cm。
採取: 4〜5年目の10〜11月。根の外皮を除いて刻み、日干し乾燥して仕上げます。日本で一般に流通する「芍薬」です。ときに白(びゃく)芍薬(しゃくやく)と称したり、これに対して皮付のまま乾燥したものを赤(せき)芍薬(しゃくやく)と呼んだりします


       
       
       

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