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薬草クラブ フキノトウ

フキノトウ(蕗の薹)Petasites japonicas(キク科)フキノトウ(蕗の薹)Petasites japonicas(キク科)

 

フキノトウ

[気味]苦、温

[帰経]肺・肝                                  ‘

[主治]肺を温め、咳を治し、痰を消し、肝を洗い、目を明らかにし、中風の症を治す。

潤肺止咳化痰の良薬で、全ての肺の病変による咳嗽に用いる。

 

フキ

[気味]苦、温

[帰経]肺・心・肝

[主治]肺を温め、咳を治し、痰を消し、肝を洗い、目を明らかにし、中風の症を治す(鎮咳袪痰・健胃・清血化瘀・解毒)。

 

花・茎・葉ともにあおものとして茹でて食べます。味噌漬けにし、葉柄を佃煮にし食用、ほろ苦さと香りが好まれます。

島崎蕪村句集春の部に、「莟(つぼみ)とは なれもしらずよ 蕗(ふき)のとう」という句があります。

 

「莟」という字を辞書で調べると「稲穂が将に出でんとして穂を含めること」とあり、フキはキク科の雌雄異株の多年草植物で、小さな花を茎頂に集め、あたかも1個の花のように見える頭花を形成するキク科の特徴とします。

この頭花が多数集まって将に出でんとしている姿を「莟」といいます(「蕾」とは、サクラ・モクレン・ボタンのように一個の花が比較的大きく、それが将に開かんとする状態を表す用語)。

 

莟が成長したものを「蕗のとう」とよびます。「とう」とは、とうがたつ、と蔬菜(そさい)類はもはや食べごろを失ってしまったことを意味しますが、しかしフキではかえってこれから喜ばれ塔が立ったものを特別に「フキのとう」とよんで親しまれています。

 

款(ふ)冬(き)こそハ あぢハいあまくうんのもの たんをめぐらすものとしるべし(フキこそは味は甘く温のもの、痰をめぐらすものである)

ふきのたうあまからくしてうんのもの しんはいの気のすたくにぞよき(フキノトウは甘辛く温のもの、心肺の気のあえぐのによい)

ふきのたうたんのねばるに食すべし 目をあきらかにすハふきをとむ(フキノトウ痰の粘るに食すべし、目を明らかに咳を止める)

ふきのたうたんにうミちのまじりつゝ むなさわぎする人はしょくせよ(フキノトウ痰に血が混じり、胸騒ぎする人は食せよ)

ふきのたうすハぶきのある人はたゝ ほして火をつけ けむりすふべし(フキノトウ咳する人はただ乾して火を付け、煙をすうべし)

(『和歌食物本草』巻下)

 

江戸時代の本草書人見必大著『本朝食鑑』には「源順は『和名抄』に「蕗の葉は葵に似て丸広。葉は煮て食べられる。」とある。

花・茎・葉ともにみな蔬(な)(あおもの)として茹(た)べる。

冬十二月宿根が花を開き、正月・二月が最も盛んである。

地表に初出した時は小蓮のようで、その莟が漸(ようや)く開くと青黄色で、外側は紫の蕚(がく)で包まれている。

1~2寸の長さに伸びても、まだ小蓮のようで、花が開くと、重なりあって薹(とう)となる。これを俗に蕗薹というが、相重なる貌(すがた)をいったものか。」と、書かれてあります。

 

効用

・せき止め 1日量10~20gを水400㏄で半量ぐらいになるまで煎じ、1日3回に分けて服用する

・血止め、虫刺され、はれものに葉を摘んでつける民間療法。

・咽喉が腫れて物が飲み込みにくい場合や、ぜんそく、悪寒発熱、糖尿病、てんかん、結核のたん・や吐血、熱などの治療薬として用いられます。生食したほか、花を陰干しにして保存します。

・邪氣除けの効能までうたわれているのは、雪中に花咲く生命力を高く評価されたのかもしてない。

・根茎に解毒作用があり、蛇毒にかまれた時、すりつぶして塗布します。

・扁桃腺炎に根茎を煎じうがいをする。打ち身やくじきにすりつぶして湿布する。

 

フキノトウを食べる

・フキ味噌

材料 フキノトウ、味噌、ミリン(それぞれの量はお好みに合わせて)

作り方 お好みの味噌とミリンを鍋に入れ、弱火でなじませる。そこへ、少しずつフキノトウをほぐして入れ、かき混ぜ、全部フキノトウを入れた後、こがさないように弱火でゆっくりかき混ぜながら5~10分ほどで出来上がり。冷蔵庫に保存すれば夏まで賞味できます。

・フキノトウは、苦味があり身体を温める性質がある。効能は、肺を温め、咳を治し、痰を消し、肝を洗い、目を明らかにし、中風の症を治す。潤肺止咳化痰の良薬で、全ての肺の病変による咳嗽に用いる。

・味噌は、甘味と鹹味があり、身体を温める性質がある。効能は、腹中を補い、気を益し、脾胃を調え、心腎を滋し、嘔吐を収め、腹下しを止め、四肢を強くし、皮膚を潤し、酒毒および鳥魚獣菜毒を解す。

・ミリンは、甘味と辛味があり温める性質がある。効能は、食欲増進、腹中の冷えを除き、薬味の調和を保つ。

考察

春を告げるおかずの一つです。温性のおかずであり、寒い時節に食べるとよいものです。

五味については苦味のフキノトウを味噌とミリンによりバランスを調えています。

臓腑経脈においても、味噌とミリンが全てに帰入し、強い春のエネルギーのフキノトウが臓腑経脈全てに行きわたり、早春の自然の恵みを身体中に送ってくれます。

ちなみに、フキノトウの効能は、肺を温め、鎮咳祛痰の薬。冬眠っていた五臓の働きを高め、咳を止め痰を切る働きもあり、目にも良い。そして、心と肺の熱を除きます。

 

・フキノトウとクコ種の天ぷら

フキノトウが開いたら、中の花を一つ一つちぎり、これを洗って生乾きのとき、片栗粉をまぶします。別に、前日から水に浸けておいたクコの実も片栗粉をまぶす。これをなたね油でバラバラに揚げ、柔らかいウイキョウの葉をトッピングし、天日塩を振りかけて頂く。

考察

全体に温性になっていますが、調味料の塩によって少し和らげています。

五味のバランスはよく、臓腑経脈に関しては全てに帰入しており、特に春に属する肝胆(木)に多くが帰入していることに注目できます。春を養うおかずとなっています。

 

・味噌蒸し焼き

完全に花を見ない物をアルミホイル(朴葉のは)の上に味噌を厚く敷き、フキノトウを並べ、完全にホイルを閉じて火の上で焼く。香ばしい香りがしたら出来上がり。

 

・ふきの混ぜご飯

フキノトウを千切りにして生卵と混ぜ、しょうゆで味付けする。あつあつのご飯にかけて食べます。

 

・フキの花の肉巻き

花が開いて茎が伸びたフキノトウを10cmの長さに採集し、焼き肉のタレをつけて、焼き肉とともに焼く。肉でフキノトウを巻いて食べます。

 

 

投稿日 : 2019年 2月 25日 作成者 :y.nozaki

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