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薬草クラブ ハクサイ

原産地は中国北部で、野生の植物からではなく、蕪(かぶ)と漬(つ)け菜(な)類が自然に交雑して、栽培種としての白菜の原形ができたと推定されています。

中国では11世紀ごろの「本草図経」に記録があり、現在でも最も栽培量の多い野菜です。

白菜の英名も「Chinese cabbage(中国のキャベツ)」といいます。

日本での歴史は以外なほど浅く、初めて入ってきたのは1875年(明治8年)です。このときの栽培はあまりうまくいきませんでした。本格的に普及するのは、日清戦争(1894~1895)、日露戦争(1904~1905)が契機になります。この両戦争の従軍戦士は農村出身者が多く、彼らが現地で白菜を食べてその味に感心し、種子を持ち帰って、各地で栽培されて急速に普及しました。

[気味]甘、平

[帰経]胃・大腸・膀胱

[主治]熱、肺熱の咳、消渇、熱性便秘、腸の毒だし(清熱除煩・通利腸胃・利尿・止渇)。

 

白菜は咳や痰を取り、肺炎に効果があります。冬は動かないので汗が出にくく、体に毒が溜まりやすいので、白菜の解毒作用は有用であり、又、繊維質が多く含まれるので便通がよくなります。

白菜は大根、豆腐と共に「養生三宝」といわれ、精進料理の食材として欠かせません。

 

ビタミンCが比較的豊富で、外側の葉に最も多く、ついで芯に近い部分の葉に多く含まれています。カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛なども含まれています。他にアブラナ科の野菜(大根、かぶなど)に共通する辛味成分であるイソチオシアネートを含んでいます。

食物繊維も豊富に含まれています。キャベツと成分が似ていますが、キャベツに比べて糖質が少なく、カロリーが100g当たり(中葉1枚程度)で12カロリーしかありません。

 

イソチオシアネートは、発ガン性物質を抑制したり動脈硬化を予防する効果があるといわれています。また、最近の研究では、発ガン性物質の一つである亜硝酸アミンの吸収や蓄積を抑制するモリブデンという微量元素が含まれることもわかってきました。これらの物質より、ある程度の抗ガン作用が期待できます。
そのほか、食物繊維も取れるので、便秘の改善や、大腸がんの予防を期待できます。

 

白菜を食べる

・中華風白菜サラダ

材料 ハクサイの芯の部分100g、乾し柿30g、ショウガ・酢・ゴマ油適量

作り方 白菜及び乾し柿は千切りにする。あらかじめ戻しておいた乾し柿を白菜の上に盛り付ける。おろしたショウガと酢、ゴマ油をあわせてドレッシングをつくり、かけて頂く。

 

各食材・調味料・薬味の四気・五味・効能

・ハクサイは、甘味があり身体には平性の性質がある。効能は、熱、肺熱の咳、消渇、熱性便秘、腸の毒だし。

・干し柿は、甘味と苦味があり身体を少し冷やす資質がある。効能は、胃腸を丈夫に、腸の機能を回復し下痢を止め、熱を収め、止血する。肺を潤し、咳を伴った呼吸器の出血を収める。

・ショウガは、辛味があり少し温める性質がある。効能は、芳香性の辛味健胃薬であり、食欲増進、胃下垂、吐き気、しゃっくり、腹痛、下痢、風邪、蟹魚毒消し。

・酢は、酸味と苦味があり温める性質がある。効能は、瘀血性出血・食欲不振・消化不良・食中毒を消し、痰水(水毒の一種)・血病を遂い、魚肉菜および諸虫の毒気を殺す。

・ゴマ油は、甘味があり身体を熱する性質がある。効能は、熱毒を下し、大・小腸の調子をよくし、虫毒を解す

る。

考察

ハクサイと干し柿は少し涼性ですが、薬味のショウガ、調味料の酢・ごま油の温性・熱性により平性となり身体にやさしくなります。食材の甘味は酢の酸味によってやわらげとても美味しくなります。

臓腑経脈では、食材の白菜と干し柿は土・金・水に帰入して肺大腸・脾胃・膀胱の熱を除き、薬味と調味料は心小腸以外に帰入して補っています。二日酔いや咳止めとしての効果があります。

乾し柿は咳止めの作用があり、口内炎も治療効果があります。昔から漢方薬として使用をしています。ビタミンCの含量も多く、白菜と大変相性がよく美味しいです。

 

・漬け物

ハクサイの塩漬けは、熱に弱いビタミンCは失われず風邪や美肌に効果があり、また、乳酸菌などのお腹に良い腸内細菌ができるので整腸作用が期待できます。

一般的に塩(主成分は塩化ナトリウム)を多量に使う漬け物は、血圧が上がるとされていますが、白菜漬けの場合には、白菜に含まれるカリウムがナトリウムを排泄して、塩分を過剰にとるリスクを軽減させます。しかし、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。

 

各食材・調味料・薬味の四気・五味・効能

・ハクサイは、甘味があり身体には平性の性質がある。効能は、熱、肺熱の咳、消渇、熱性便秘、腸の毒だし。

・塩は、甘味と鹹味があり冷やす性質がある。効能は、脾胃を調和し、食べ物を消化し、食中毒を解す。

・昆布は、甘味と鹹・酸味があり身体を冷やす性質がある。効能は、積堅を破り、水腫を利し、瘰癧を消す。

・トウガラシは、辛味があり身体を熱する性質がある。効能は、香辛料として胃液分泌を増進し、食欲増進。身体を温める。

・ニンニクは、辛味があり身体を温める性質がある。効能は、滋養強壮、疲労回復、免疫力向上、動脈硬化予防。

考察

白菜は冬の食材としてとてもよい物です。

特に体内の余分な熱を体外に排泄する白菜、塩・昆布がよいです。食材の白菜は少し冷やす性質を持っていますが、薬味(トウガラシ・ニンニク)と調味料(塩・昆布)によって陰陽(寒熱)のバランスを保っています。

五味はバランス良く配されており、臓腑経脈においては全てに帰入し、素晴らしいおかずになっています。これぞ、和の食べ物です。

 

投稿日 : 2019年 2月 8日 作成者 :y.nozaki

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