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薬草クラブ カキ

カキ(柿)

 

1、柿

[主治]甘・苦、寒

[帰経]心・肺・胃・大腸

[主治]熱を収め、咽の渇きを解消、アルコールの分解を促し二日酔いを解消する(清熱止渇・解酒毒)。

 

柿あまくひえのものなれどどくはなし ミゝはなの気をつうじこそすれ(柿は甘く冷えのものなれど、毒はなし。耳や鼻を通じこそすれ)

かきハたゝらうをおぎなひしんはゐほ うるほして又かハきをぞとむ(柿はただ 労を補い、心・肺を潤し、又乾きをぞ止む)

かきはたゝたんをけしつゝ胃をひらく ちをはく人にあたへてそよき(柿はただ痰を消しつつ胃を開く。血を吐く人に与えてぞ 良き)

かきとかにどうしょくすれは腹いたみ かならずくだるものとしるべし(柿と蟹を同食すれば 腹痛み 必ず下るものと知るべし)

                                        (和歌食物本草)

2、干し柿

[気味]甘・苦、涼

[帰経]肺・脾・胃・大腸

[主治]胃腸を丈夫に、腸の機能を回復し下痢を止め、熱を収め、止血する。肺を潤し、咳を伴った呼吸器の出血を収める(渋腸和胃・涼血止血・潤肺止咳血)。

 

串柿はあぢハあまく冷のもの ちやうゐあつくし中をしぶらす(串柿は味は甘く冷のもの、腸胃を熱くし中をしぶらす)

くしかきは脾をすくやかになしにけり こゑをうるおしむしころす也(串柿は脾を健やかになしにけり、声を潤し虫殺す也)

くしかきは酒よひねつをさますなり かハきをとめて胃ねつさるなり(串柿は酒酔い熱を醒ますなり、渇きを止めて胃熱を去るなり)

                                         (和歌食物本草)

3、柿蒂(してい)(柿のヘタ)

[気味]苦・酸、平

[帰経]肺・胃

[主治]シャックリ(降気止凉)

 

4、柿の葉

[気味]苦、寒 [帰経]―

[主治] 柿の葉茶として高血圧症、中風に用い、各種内出血・消化器官の潰瘍、鎮咳

 

 

柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺 (正岡子規)

有名な句です。柿は秋の味覚の王者であり、猿蟹合戦の昔話や、柿の朱色をだそうと苦心した名工・柿右衛門の有名な話、と、柿を題材としたものが多々あります。

 

カキノキの原産は中国の揚子江流域とされ、古い時代に朝鮮を渡って渡来し、品種改良されたのが今の柿です。

カキノキは各地に野生し、北海道を除く日本全土で栽培され、御所柿(奈良)・富有柿(岐阜)・次郎柿(静岡)・水島柿(富山)などが有名である。(野生のものは全て渋柿です)

柿はカキノキの果実のことで、カキノキの漢名も柿と称しています。本来、「柿」の字は略字であって、「柹」の字が本字だといいます。日本名の“カキ”は赤き(赤木)が変化して“カキ”になったものらしい。

 

 

正月に串柿を飾り、鏡餅や昆布・シダなどの一緒に飾るのは、カキは縁起の良い長寿の木で、幸せをカキ集める「嘉来」に通じ、万物を掻き取る意にもなり、縁起の良い物とされて飾られるようです。

串柿は外側2個ずつ、内側に6個串に刺してあり、「外はにこにこ、中(仲)むつまじく」の語呂合わせになっているとのことです。

 

カキが赤くなると医者が青くなる”とか、“カキ好きは風邪をひかない”といわれるほどカキの薬効は強く、昔から愛用されてきました。

カキの実には、ビタミンA、Cを含み、二日酔いの予防や便秘に効果がありますが、成分にはシブロールという一種のタンニンを多量に含んでいるので、炎症、痔の出血、凍傷、やけど、虫さされ、脳卒中などに利用されます。

葉にはビタミンCや血圧降下成分としてのケンフェノール3-グルコサイド、クェルセチン-3-グルコサイドを含んでいるので、高血圧の人や虚弱体質の人によいといわれています。

このほかに、ヘタにはヘミセルロースやウルソール酸という成分が含まれていて、これがしゃっくりを止める働きをしているといわれています。これは、これらの成分がけいれんを起した横隔膜になんらかの作用をおよぼしてしゃっくりを止めるのだといわれています。

 

入浴として使用する場合には、甘ガキ、渋ガキのどちらでもよく、次の2通りの方法があります。

(1)若葉を20枚ぐらい採取し、それを直接布袋に詰めて浴槽に入れ、水から沸かします。

(2)若葉あるいは成葉を採取して、よく水洗いしたあと蒸し、細かく刻んで天日で干します。それがカラカラになるまで乾燥させ、乾燥したものを2~3つかみ布袋に詰めて浴槽に入れ、水から沸かします。

 

(1)(2)ともに、カキの葉の入った布袋で体をこすると、カキの葉成分が体について効果的です。

カキ葉の新鮮なものを、完全に乾かないで湯に入れると、独特の香り成分が気道より入り、脳の海馬で受け、

その刺激が全身をリラックスさせてくれるので効果があります。

 

干し柿を食べる

 

中華風白菜サラダ

材料 ハクサイの芯の部分100g、乾し柿30g、ショウガ・黒酢・ゴマ油適量

作り方 ハクサイ及び乾し柿は千切りにする。あらかじめ戻しておいた乾し柿をハクサイの上に盛り付ける。おろしたショウガと黒酢、ゴマ油をあわせてドレッシングをつくり、かけて頂く。

 

・ハクサイは、甘味があり平性の性質があります。 効能は、熱、肺熱の咳、消渇、熱性便秘、腸の毒だし。

・干し柿は、甘味と苦味があり、少し冷やす性質があります。効能は、肺を潤し、咳を伴った呼吸器の出血を収めます。

・ショウガは、辛味があり少し温める性質があります。 効能は、芳香性の辛味健胃薬であり、食欲増進、胃下垂、吐き気、しゃっくり、腹痛、下痢、風邪、蟹魚毒消し。

・酢は、酸味と苦味があり温める性質があります。効能は、瘀血性出血・食欲不振・消化不良・食中毒を消し、痰水(水毒の一種)・血病を遂い、魚肉菜および諸虫の毒気を殺す。

・ゴマ油は、甘味があり熱する性質があります。効能は、熱毒を下し、大・小腸の調子をよくし、虫毒を解する。

 

 

考察 白菜と干し柿は少し涼性ですが、薬味のショウガ、調味料の酢・ごま油の温性によって平性となり身体にやさしくなります。食材の甘味は酢の酸味によってやわらくなり、とても美味しくなります。臓腑経脈はバランスよく帰入しています。二日酔いや咳止めとしての効果があります。

乾し柿は咳止めの作用があり、口内炎も治療効果があり、ビタミンCの含量も多く、白菜と大変相性がよく美味しいです。

 

投稿日 : 2018年 11月 26日 作成者 :y.nozaki

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