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子宝カウンセラーの会

食養生の基礎 竹の子

[気味]苦・甘、寒
[帰経]胃・大腸
[主治]熱を除き、痰を消し、食積を除き、小便の出を良くし、酒毒を消す(清熱化痰・通便解毒・透疹)。

 

正月の行事・左義長(15日に行われる悪魔を追う火祭り)は竹を使い、7月の星祭りには笹を用い、家を建てるときの地鎮祭には四方に竹をたて注連縄(しめなわ)をめぐらせて祭壇を設けます。いずれも神の拠(よ)り代(しろ)や神域を示すものとして使われています。

まっすぐで清らかなうえに、四季を通して青々として常に変わらず、節目正しく香気もあるので、中国では蘭・梅・菊とともに四君子とされています。

神聖な穀物を入れる箕(み)は神霊を宿すものとして貴ばれていました。昔は紙の代わりに竹簡(ちくかん)を用い、筆の軸、竹ぺん、笛、茶筅(ちゃせん)、扇子(せんす)等多くのものが竹から作られていいます。

食生活においても、笹の葉寿司、笹団子、笹あめ、ちまきなど使われます。これは、笹の葉には殺菌・防腐作用があり、腐敗を防ぐために使われています。

栄養成分は、食物繊維、カリウム、ビタミンB2、たんぱく質があり、便秘を解消、ダイエットに(食物繊維)、大腸がんの予防(食物繊維)、コレステロールの吸収を防ぎ、体外へ排出(食物繊維)、余分な塩分を排出し、高血圧や動脈硬化を予防(カリウム)、生活習慣病を予防(竹の子特有のアミノ酸、チロシン)等に用いられます。

淡竹(はちく)の葉を採って新鮮な葉を一つかみ飲むと、唾液の分泌がうながされ、そのために消化吸収がよくなります。口の中がただれた場合や舌のできもの、糖尿病にも良いです。出産後の疲労回復には、煎じた汁をぬるめにさましてから何度も飲むとよいです。痔で悩んでいる人は、煎じた汁でよく洗うと良いです。

『竹取物語』は、竹の持つ気品そのままであり、竹の成長ぶりに似ている。タケノコを「竹胎」といい、旧暦の5月5日に降る雨を「くすり雨」といいます。雨の後に竹を切ると、節の間に水がたまっています。これが「神水」または「竹精」といわれるものです。これには、ナマズ肌やシミを治す効能があるとされています。

この竹の水は、中秋の名月のころには失われ、細工物には秋から春にかけての水分を含まない物が用いられています。

 

『万葉集』に柿本(かきのもとの)人麻呂(ひとまろ)の

小竹(ささ)の葉は み山もさやに 乱(さや)げども 吾は妹(いも)おもふ別れ来ぬれば

(小竹の葉は風にゆれ動いて騒ぎ、山をざわめかせているが、私はただひたすらに愛するあなたのことを思っているのだよ。別れて来たあなたのことを。)この小竹はミヤコザサとされ、

大伴家持(おおとものやかもち)の

わが屋戸(やと)の いささ群竹(むらたけ) 吹く風の 音のかそけき この夕(ゆうべ)かも

(わが家のわずかな竹林を吹く風の音が、かすかに聞こえる。静かな夕方だなあ)という歌は真竹を詠んだものといわれています。

 

竹の子を食べる

若竹煮

食材:竹の子、ワカメ、山椒、しょうゆ、砂糖、酒

作り方

①竹の子、ワカメを切り熱湯でサッとつでる。

②鍋に少量のしょうゆ、砂糖、酒を加え、竹の子を入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮る。

③②にワカメを加え2~3分煮て火を止める。

山椒の若芽を添えて食卓に。

 

料理のポイント

春が旬のワカメと煮ると、竹の子にはないビタミンやミネラルを補えます。竹の子のえぐみのもと、シュウ酸は結石を作る要素の一つなので、十分なアク抜きをする。

 

各食材・調味料・薬味の四気・五味・効能

・竹の子は、苦味と甘味があり身体を冷やす性質がある。効能は、熱を除き、痰を消し、食積を除き、小便の出を良くし、酒毒を消す。

・ワカメは、甘味と鹹味があり冷やす性質がる。効能は、水を利し、酒毒を解し、しこりを取る。

・山椒は、辛味があり温める性質がある。効能は胃弱、消化不良、胸苦しさ、みぞおちのつかえ、腹の冷え、腹部のガスの停滞、腹痛に、温肺、健胃、補腎陽する。

・しょうゆは、鹹味と甘味があり少し冷やす性質である。効能は、一切の飲食および百薬の毒をも消す。

・砂糖(白)は、甘味があり、身体を冷やす性質がある。効能は、心肺部を潤化し、酒毒を解す。

・酒は、甘味、苦味と辛味があり、身体を温める性質がある。効能は、少量では神経を興奮させ、
血液循環を増進させ、薬力の発揮を促進する。鳥魚・蔬菓の毒を消す。

考察

春の海と山の幸のコラボは、冬の間に溜まった毒素を解毒するのにとてもよいものです。タケノコは清熱化痰・通便解毒、ワカメは清熱化痰・軟堅利水の働きがあり、身体の中に溜まった熱毒や濁痰、皮下の停留熱を除き、大便・小便によって解毒します。

食材は寒性のですが、温性の薬味の山椒や調味料のミリンによって弱められます。タケノコの苦味(アク)はワカメやしょうゆの鹹味によって調和され(水(鹹味)剋火(苦味))美味しくなっています。臓腑経脈への帰入はバランスよく配されており、春の陽気の高まりとともに五臓六腑の働きも活発になります。

投稿日 : 2018年 8月 28日 作成者 :y.nozaki

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